今日の児玉
祖父の話し。私は、おじいちゃんが大好きだった。
おじいちゃんは長野県出身。大きな屋敷に住み山も持っていたという事だが、子連れの後妻さんと反りが合わず、
わずか10歳で家を飛び出し二度と帰らなかったとのこと…。(のちに家土地は後妻さんが旅館に!)
そして、あちこち転々とし左官見習いになり左官屋に。
その間、何をしていたか話すことは無かったので父も知らないが、色々な所で人望があったようだ。
近所のおじさん、おじいさん達には何故か一目置かれていた。
近所のタバコ屋のオバちゃん家に昼間毎日行き、自分の家のようにくつろいでいた。(どんな関系!)
亡くなった後ヤクザのおじいさんが現れ、玄関先でテレビでも見ないような口上を言ってお茶を飲んで行った…。
聞いた話しでは成田山にもお妾がいたとか、高利貸しの人に無利子で貸すから都立大学の駅前の土地を買った方が
いいと言われたが、断ったとか(なんで買わなかったの~!)
国税局が来たが「俺は字が読めねえ!」と言い追い払ったとか(いつも普通に新聞読んでいるし!)上げればきりがない…。
そんなおじいちゃんが私は大好きだった。
おじいちゃん、いつもハゲって言ってごめんね!