今日の児玉
なんか落ち着くお店ってありますよね。
皆さんは、どんなきっかけで初めてのお店に入りますか?
私が行くそのお店はとある場所の喫茶店なのですが、見た目は狭く古く小汚く中も見えない為、とにかく入りづらい…。
では、何故そんな感じの店に入ったかというと…。
ある日、いつも行っているお客様のサービスが終わり、次のお客様のサービスまであまり時間がなく雨が降っていたのです。
ちょうどお昼時で凄くお腹が空いていました。
会社までは、少し距離があるので着いたらすぐに出なければいけない、ご飯を食べる時間がない。
すると、目の前に『カレー』の幟が…。
いつも気付かず通り過ぎていたが、その日は本降りの雨…。
大好きな『カレー』の文字に惹かれはしたが、こういう店は常連さんしか居なくて、入った瞬間に白い目で見られるんじゃ…。
小心者の私は悩んだが、なんといっても雨が凄い…。時間がなくなっていく…。
勇気を振り絞り、えいっ!と入口のドアを開け一歩を踏み出すと…予想通り、中も古く小汚い…。
そこには小柄で頭にバンダナを巻いているマスターが1人いた。
少しビックリした顔で「いらっしゃいませ」と一言。ちなみに、「いらっしゃいませ」の「ませ」は少し上げて言う。
とりあえず手前の席に座り『カレー』を注文。
すると、凄い早さでサラダと共に出てきた。
ちなみに、サラダにはバナナが入っている。
そして一口『カレー』を食べると、これが想像以上に美味しい。丸一日以上煮込んだかのような、こだわりの『カレー』だった。
幟を出しているだけあるなと思い食べていると、ハッと気づいた。小汚いせいなのかマスターのバンダナのせいのか…なんか、この店落ちつく…。