私が思う事(吉野)

2017年11月03日 21:27

何故「大田リボンプロジェクト」を始めようと思ったのか?
「共生」を目指すとは?
日本各地でいろんな団体が、障害がある人と健常者の共生を目指す為「場の提供」を行っている。
例)BAQ。ボーリング、歩こう会など。

しかし、まだまだ障害がある方達に対する偏見や差別が根強い。
それは、イベントに参加する人達が障害がある方達に「関心」がある方達が多いからだ。
この活動をいくら続けていても(分子を増やす)、分母(関心のない人達)を増やしていくのは難しい。
「真の共生」を目指すのであれば

分母(障害に関心のない人達)をいかに取り組むかがポイントになるだろう。

 

募金でもそうだ。


「なぜ日本人は「寄付」をしない?」
24時間テレビや震災があった時だけ募金金額が跳ね上がり、日常的に募金をしない人が多い。

チャリティーの意識が世界的に見ても低い日本。
チャリティーに熱心な国ランキング(世界寄付指数)で、日本は100位以下。
理由はいくつかある。
「文化的なこと」や「税法上」「宗教」など。

欧米諸国と比較すると・・・・
1世帯あたりの年間寄付額が
・アメリカ→約260,000円
に対して
・日本→約2,400円
というデータがある。
なんと、日本はアメリカの108分の1。

日本人には「思いやりがないのか」というと、そんなことはないと思う。
何故なら震災が起こると各地で募金活動が行われ、多額の寄付が集まるからだ。

ただ、悲しいことに長くは続かない。
報道の回数は日に日に減っていき、瞬く間に忘れ去られていく。
「災害が起こった時に寄付をする方は多い」が、年間を通して寄付をしている方は非常に少ないのが現状だ。


そして「本当にこのお金は寄付先に届いているの?」
と疑う方も多い。

「NPOって、実際なにをしてるか分からないから怪しい」
って思ってる人が多いことと共通しているだろう。

これは、NPO側にも責任はある。
 日本にNPO団体は約5万団体あるのですが、どんな活動をしているのか分かり辛い団体が多い。
そして「寄付の使いみち」が分かりにくかったり。
それが不信感へと繋がっているのだと。

問題解決の方法は
「知ること」
私はまずは『知ること』から始まると思う。

共生を目指すには、障害がある方達をまず知ることから始まる。
次に考えなければいけないのは「場の提供」
そして、「参加してみたくなるか」だ!

今回「荏原高校」を舞台で行うことにより、まず生徒が集まっている。
そして、父兄さん、先生方、OB、近隣住民など。
この場で、いろいろなイベント(ダンス・展示スペース・ワークショップ・縁日・バンド)を行うことで
普段接する機会がなかなかない「障がい者」・「高齢者」・「健常者」が一同に集まり、「想い」であったり「技術」を伝えることが出来るだろう。
そして、展示スペースを設置することにより、「障害があっても健常者に負けない物」も作れるところを見せてもらいたい。
また「高齢者の方達も長年培ってきた知識と経験」を若者に見せてけてもらいたい!

2018年10月、皆さんの熱を伝えてもらいたい。