私が思う事(吉野)
たまに「吉野さんはFXやらないの?」と言われることがある。「株」「FX」などの「投資」に迂闊に手を出して悲惨な目にあっている人達がいる。
昔からいろんな話がある。「パチンコの攻略法」「情報商材」などもそうだ。
人は追い込まれると冷静な判断が出来なくなってしまい、おいしい話を持ち掛けられると、すぐに乗ってしまう人が多い。
「何故、自分にその話が来たのか?」を考えないのだろうと昔から思うのだが・・・
財テクの今と昔の違いを話そうと思う。
昔→稼ぐ手段があった。
DOCOMOの株を買うと、株価がずっと上がった。
マンションを買って、マンション経営で食べるなど。
こういう形で財産を作ると働かなくても財産が増えるという商品を一般の人が買うことが可能だった。
その時代は金持ちとその人達に対する情報というのが綺麗に届いていなかった。
一般の人→株を買う
その時代は
有名証券会社の口座に大金が入っていると、新規公開株の電話がくる。こういう会社が上場するんですけど買いませんか?と。
買うと基本100%上がる。そもそも株価は買った値段より高く売れるからIPOになる。お金持ちの人にそういう話がくる。
普通のサラリーマンで「お金貯めてます」という人にはこない。
だって、そんなにお金が入っていないから。
口座にいっぱいお金が入っていると?
担当者としては何かお勧めした時に買ってもらいたいから、仲良くしたいと思うでしょ。
汚い話ではなく社会の仕組みがそう。当然の話。
担当者としては何か買ってもらいたい商品がある。商品には当たりハズレがある。例えばノルマで「10億円売ってこないといけません」となった時に、1億円持っている客が10人いて、その10億円が損する場合もあるし、得する場合もある。で、こういう話で「得する場合があるんですけどいかがですか?」というのを1億円持っている客を10人にあたればよい。
100万円の客だったら、1000人に売りに行かなければいけない→無理でしょ?
それなら、1億円持っている客に新規公開株を渡して仲良くした方が担当者はいい。
世の中はそういう仕組み。
・お金を持っている人→得する情報がくる。
・お金を持ってない人→得する情報は来ない。
何故?
あげる必要がないから。
自分が担当者だったらどうするか考えればわかる。
100万円の口座を持っている1000人に会いに行って営業しても成績は上がるの?上がらないと?→クビになる。
それより、金持ちの口座のところに連絡するでしょ。
これが普通。
日本だけの話ではない。
海外の会社が日本の土地やビルを買っているのは?
日本人に声をかけて、お金を集めるより中国人に声をかけた方が早い。中国人がビルを買いました。買ったビルを中国人に売りました→利幅が取れる。
それを世界中の金持ちにやった方が得。買い手はナニジンでもいいから。手数料が取れれば。
そうすると100万円しか持っていない日本人に話をする必要はない。アメリカ人の金持ちでも中国人の金持ちでもよいわけ。
昔は金持ちの人を探すのが難しかったけど、今は検索すればわかる。
世界中の金持ちにフェイスブック等で送って1%でも返事がくれば、売り上げも上がって儲かる。
だから、貧乏人100人集めて何とかしようとはやらない。
それが現実。
昔は地方銀行とかで、「地元の会社が工場作りたい」と言っているから、「社債を発行したい」といっている。
500万円なんだけど、年間何%でみたいな話で、地元の人でうまく消化して、お金を払ったサラリーマンとかも、300万円とかで買ったんだけど年利3%貰えて得したよね?みたいな小さい話はあった。
今は→お金持ちに言って、ボンと集まって終わり。
そういう小さいお金を集めるというのをやらなくなった。
迂闊に儲け話に乗っかるのはやめましょうという話でした