私が思う事(吉野)
本の売り方2
前回のブログでも書いたが、人が行動する理由として
ほとんどが、「確認作業」でしかない。
これを言うと「えっ?」と思う人が多いみたいなので、持論を述べておく。
今回のイベントに向けて、ホームページで「各々の視点」を書いてもらっている。
これを本にしたら?
今まで(これからも)公開したのを読めば内容が全てわかっているので買うわけがないと思っている人が多いらしい。
はたしてそうなのか?
例えば、フランス旅行に行った時、近くに「モナリザ」が展示してあった。
それほど、美術に興味がなくても入館料を払って観に行く。
何故か?
子供の頃に教科書でモナリザを見ているから。
「近くの美術館に綺麗な絵が展示されてあるよ?」と言われても、よっぽどの美術好きな人しか動かない。
僕らは「既に知っている絵を観に行く」→「生はどんなのだろう?」という確認作業をしている。
旅行も同じ
「日本三景」に旅行に行く人は既に日本三景を写真やテレビを見ているし知っている。
人はほとんどが「答えがわかっているものにしか反応しない」
本能的に一か八かな冒険をあまり好まない。
今回の話もそうだ!
途中経過が面白い。
例)ゴッホとピカソ
ゴッホとピカソの違いは自己プロデュース能力(セルフブランディング)にある。
ピカソは「本質」をわかっていた。
絵にお金を出す理由。
絵に高い金額が付くのは、絵にお金を払っているのではなく、人は「背景」と「意図」にお金を払っている。
途中経過や会議を見せることで共感者を増やすことも目的の一つ。
映画を観に行きました。
全く聞いたことのないタイトルの映画は選ばない。
発信側が情報を制限しようが、SNSのおかげでお客さんが発信出来るようになったから、情報はいくらでも収集できる。
袋とじ的なやり方は時代に合っていない。
例えば、ビニールで中身が見えないようにしている本屋やコンビニ→あまり賢くない。
買う人の比率を上げるのではなく、買う人・買わない人を含めた「本を手にする人」の分母の数を上げた方が買う人の数が増える。
計上されるのは「比率」ではなく「買った人の数」だから。
最後まで立ち読みされても、その内の何割かは「オチまでわかってるけど、家に置いておきたいな」と思うだろうし、極端に言うと10億人に立ち読みさせたら、「オチがわかっているから買わない」という人が9割いても1億人は買う。
立ち読み禁止→ワンピースはもう知れ渡っているからみんな買う。新しい漫画は?
モナリザ→世界中の人が知っている。
日本三景→日本中の人が知っているから観光地として機能している。