菅原危機一髪(ドンキホーテ編)

2017年10月26日 14:36

ある4月の夜、僕らはまたまた漫画喫茶に泊まることになった。

僕は家に帰りたかったのだが、そこは縦社会、逆らうことは出来ないのだ!

 

僕は下着を買いたかったので、ドンキホーテに向かった。

後ろを振り返ると金丸さんの姿がないではないか!

菅原:「一体何処に・・・」

ドンキホーテと言えば「激安ジャングル」である。

このままでは金丸さんは野生(ジャングル)にかえってしまう!

急いで探さなければ!

 

金丸:「確か健太は上に向かったな・・」

2階、3階、4階へと向かったが健太はいなかった・・・

金丸:「健太は北海道から出て来て、ジャングルに紛れ込んでしまった・・・こののまでは大変なことになる・・・」

金丸:「健太~~~!」

「健~太~~~!」

「~~~健~~太~~!」

「ジンギスカ~~ン!」

返事はない。

 

そこで俺は閃いた!

3階にあった傘をさして店内をくまなく探した!

傘をさしている為、急な雨にも対応出来るのだ!

 

しかし、不足の事態が起こった!

「店員という名の山田」が話し掛けてきたのだ!

店員:「お客様、店内で傘はささないでください」

何と店員が怒ってきたのだ!

金丸:「健太が迷子なんだ!俺を止めるんじゃねぇ!」

周りの人達がいっせいに俺を見てきた。

金丸:「健~太・・・・」

 

ジャングルの王、「店員という名の山田」に武器を取られた俺は一人ジャングルをさまよっていたのだ!

 

しかし、健太はいない・・・

傷付いた俺は意識朦朧としながら、ジャングルを徘徊していると、薬局屋にたどり着いた!

金丸:「健太いますか?」

薬局屋:「知りません」

金丸は思った・・・

金丸:「この店員、何かを隠しているな!」

俺はもう一度問うた。

金丸:「健太いますか?」

店員:「はい、私です」

金丸:「!!!!!」

何と、店員に扮する健太だったのだ!

金丸:「健太、そこにいたのか?」

菅原:「僕はここで働いているんです」

金丸:「!!!!」

何と、健太は激安ジャングルの店員だったのだ!

 

菅原は思った・・・

菅原:「金丸さん、そろそろ交代ですよ」

金丸:「!!!!!」

俺は時間を忘れていた!

シフト表を確認すると、そろそろ交代の時間だったのだ!

 

菅原:「シフトの時間ぐらい覚えとけよ!」

 

菅原は思った・・・

菅原:「忘れっぽいやつだ。

    でも、そんな金丸さんが大好きだ。」