菅原危機一髪(ドンキホーテ編)
ある4月の夜、僕らはまたまた漫画喫茶に泊まることになった。
僕は家に帰りたかったのだが、そこは縦社会、逆らうことは出来ないのだ!
僕は下着を買いたかったので、ドンキホーテに向かった。
後ろを振り返ると金丸さんの姿がないではないか!
菅原:「一体何処に・・・」
ドンキホーテと言えば「激安ジャングル」である。
このままでは金丸さんは野生(ジャングル)にかえってしまう!
急いで探さなければ!
金丸:「確か健太は上に向かったな・・」
2階、3階、4階へと向かったが健太はいなかった・・・
金丸:「健太は北海道から出て来て、ジャングルに紛れ込んでしまった・・・こののまでは大変なことになる・・・」
金丸:「健太~~~!」
「健~太~~~!」
「~~~健~~太~~!」
「ジンギスカ~~ン!」
返事はない。
そこで俺は閃いた!
3階にあった傘をさして店内をくまなく探した!
傘をさしている為、急な雨にも対応出来るのだ!
しかし、不足の事態が起こった!
「店員という名の山田」が話し掛けてきたのだ!
店員:「お客様、店内で傘はささないでください」
何と店員が怒ってきたのだ!
金丸:「健太が迷子なんだ!俺を止めるんじゃねぇ!」
周りの人達がいっせいに俺を見てきた。
金丸:「健~太・・・・」
ジャングルの王、「店員という名の山田」に武器を取られた俺は一人ジャングルをさまよっていたのだ!
しかし、健太はいない・・・
傷付いた俺は意識朦朧としながら、ジャングルを徘徊していると、薬局屋にたどり着いた!
金丸:「健太いますか?」
薬局屋:「知りません」
金丸は思った・・・
金丸:「この店員、何かを隠しているな!」
俺はもう一度問うた。
金丸:「健太いますか?」
店員:「はい、私です」
金丸:「!!!!!」
何と、店員に扮する健太だったのだ!
金丸:「健太、そこにいたのか?」
菅原:「僕はここで働いているんです」
金丸:「!!!!」
何と、健太は激安ジャングルの店員だったのだ!
菅原は思った・・・
菅原:「金丸さん、そろそろ交代ですよ」
金丸:「!!!!!」
俺は時間を忘れていた!
シフト表を確認すると、そろそろ交代の時間だったのだ!
菅原:「シフトの時間ぐらい覚えとけよ!」
菅原は思った・・・
菅原:「忘れっぽいやつだ。
でも、そんな金丸さんが大好きだ。」