酒井のため息
2017年10月22日 10:45
酒井のため息
「お箸より重いものは持てない」はもはや古典的ジョークだが、かつて人々が平気で持ち上げていたものも、今では持たないことを推奨されている。
厚生労働省が示した、職場における力仕事に関するガイドラインによると、男性が「持ち上げてよい」重量は自身の体重の40%まで、女性の場合は自身の体重の24%までだそうだ。
すなわち、60kgの男性であれば24kgまで、50kgの女性であれば12kgまでの重量物しか持ち上げてはいけない。これ以上のものを日常的に持ち上げていると、腰痛にならない方がおかしい、ということらしい。
ネットで適当に拾った情報によると、2歳の子供の平均体重は、男女ともに12kgを超える。すなわち、厚生労働省が示したガイドラインによれば、「子供は2歳を超えたらお母さんの抱っこから卒業しなくてはいけない」ということになるのではないか。
お母さんにいまだに抱っこされている私にとっては、なんとも受け入れがたい話である。